Open Connect
ホーム
Open Connectへようこそ
Netflix Open Connectプログラムの目的は、世界中のNetflixユーザーに最高の視聴体験を提供することです。Netflixはインターネットサービスプロバイダ (ISP) とパートナー契約を結び、より効率的にコンテンツを配信することで、これを実現しています。Netflixは1,000社以上のISPとパートナー契約を結び、ISP様向けOpen Connectアプライアンスの導入を通じて大容量のトラフィックをローカルで処理しています。そして、相互接続ポイントのロケーションでパブリックピアリング対応をしています。大容量のNetflixトラフィックを扱うISPの皆様においては、ぜひ当プログラムに関する情報をご一読ください。
Open Connectの詳細については、以下を参照してください。
- Open Connect Briefing Paper: A cooperative approach to content delivery (Open Connectブリーフィング書類: コンテンツデリバリーにおける連携) (PDF: 英語のみ)
- Overview of Open Connect (Open Connectの概要) (PDF: 英語のみ)
- Open Connectのブログ記事
本サイト上の主なリンク先:
ISP様向けアプライアンスのソリューションについてご関心をお持ちの場合は、こちらのアプライアンスリクエストフォームにご記入ください。
Open Connectとは
Netflix Open Connectプログラムは、Netflixトラフィックをローカライズし、トランジットプロバイダのサービスによるトラフィックの配信を最小限に抑えることで、ISPサービス利用者のNetflix視聴体験を向上させる機会をISPパートナーに提供します。
このプログラムには主として、Open Connectアプライアンスと無償相互接続 (SFI) という2種類の導入オプションがあり、いずれも各社それぞれの状況にあわせて最大限のメリットをもたらせるよう、ISPと協力して構築されます。
ISP様向けOpen Connectアプライアンス (OCA)
Open Connectアプライアンス (OCA) は貴社のISPネットワーク内に組み込むことができます。ISP様向けOCAは、世界60ヵ所以上に存在するNetflixのグローバルデータセンターで使用しているOCAと同じ機能が備わっています。また、これらのOCAはNetflix認定ISPパートナーへ無償で提供されます。ISP様向けOCAの導入により、ピアリング回線あるいはバックボーンから大容量のNetflixコンテンツトラフィックがオフロードされます。物理的に複数の箇所にアプライアンスを導入する場合、地域ベースまたはネットワークベースで分散させる、あるいはクラスタ化させることにより、ローカルへのトラフィックのオフロードを最大化することができます。
Netflixの提供するサービス:
- ネットワークアーキテクチャとエキスパートによる技術サポート
- 継続的なモニタリングと問題の解決
- パートナー対象のサポート
トラフィックを誘導するOCAの導入に伴うBGPセッションの設定には、ISPパートナーとNetflixとが連携して作業し、トラフィックを調整します。アプライアンスの導入にはデータセンター内の小規模なラックスペース、電源、および接続性が必要になります。
貴社ISPサービスの利用者様に大容量のNetflixトラフィックが配信されている場合、通常はISP様向けOpen Connectアプライアンスの導入が最も有効です。ただしトラフィック量、データセンターの制限事項等によっては、ISP様向けOpen Connectアプライアンスが導入できない場合もあります。
導入に関する詳細はこちらのOpen Connectアプライアンスの導入ガイドを参照してください。Open Connectアプライアンスの導入をご検討の場合は、こちらのOpen Connectアプライアンスリクエストフォームにご記入ください。
無償相互接続 (SFI)
PNI (プライベートネットワークインターコネクト) 経由で直接、もしくはIXP (相互接続ポイント) 経由のSFIピアリングを通じてデータセンターのNetflix Open Connectアプライアンスに接続します。ピアリングだけでも十分メリットがあります。
ISP様向けOCAを導入されるのであれば、併せてSFIピアリングを設定することで耐障害性の強化だけでなく、夜間でのコンテンツデータの投入と更新が可能になります。
Netflixは、数多くのグローバルデータセンター設備やインターネットの相互接続ポイント (パブリックピアリング) と相互接続しています。これらの設備や接続ポイントの一覧はピアリングロケーションページに掲載されています。Netflixは、IXPロケーションを使っているISPのネットワークとのパブリックピアリングに対応しています。また、必要に応じたプライベートピアリングも可能です。ピアリングについての詳細は、ピアリングロケーションページの情報をご覧ください。
現在パブリックピアリングに参加していないISPは、単一の相互接続ポートが複数のピアリングセッションに対応でき、各種コンテンツやクラウド、およびネットワークプロバイダに直接アクセスできる点を検討なさることをお勧めします。Netflix以外にも、Akamai、Amazon、Facebook、Google/YouTubeなどの大手企業もパブリックピアリングに参加しており、これらの企業が集まって一般的なISPに大容量のトラフィックを配信しています。
接続性に関してですが、相互接続ポートはデータセンターへローカルで接続、もしくは回線経由で接続できます。貴社のニーズに適した相互接続ポイントを見つけるための情報源として、ぜひこちらのウェブサイトhttp://peeringdb.comをご参照ください。
利用開始方法
下図は新規のISPパートナーエンゲージメントにおける一般的なワークフローを表しています。
- エンゲージメントプロセスの開始をご希望の方は、以下のいずれかの方法でお申し込みください。
- Netflixと初めてお取り引きされる場合、こちらのOpen Connectアプライアンスのオンラインリクエストフォームをご提出ください。Netflix Open Connectパートナーエンゲージメントマネージャーよりご連絡させていただきます。
- 平素よりNetflixパートナーエンゲージメントマネージャーとのお付き合いがあり、既存の設定を変更されたい場合は、担当のパートナーエンゲージメントマネージャーまで直接ご連絡ください。
- ISP様向けOCA導入に関する基本要件を貴社が満たしているかの確認をNetflixがお手伝いいたします。ISP様向けOCAを保証できない、もしくは何らかの理由で導入できない場合は、SFIピアリングのみを確立できます。
- 貴社にとって最適なネットワーク設計をお選びいただけるようNetflixがお手伝いいたします。
- 必要な法的合意書のレビューと締結に関しては、両当事者の法務部の間で進めます。
- ISP様向けOCAの発送と初期設定をスムーズに行うため、簡単な導入サイト調査フォームにオンラインで記入していただきます。
- 導入サイト調査でご提供いただいた情報を基に、ISP様向けOCAの初期設定、および貴社の地理的な位置に最適なコンテンツの事前データ投入を行います。このプロセスは通常、コンテンツライブラリのカタログサイズに応じて1~2週間ほど要します。
- 設定とデータ投入が事前に行われたアプライアンスはNetflixより発送後、貴社のデータセンターにて設置されます。また、最大限の耐障害性やデータ投入と更新が可能になるよう無償相互接続 (SFI) を確立します。発送には通常、1週間ほど要しますが、貴社の所在地によって異なります。
- 円滑な運用を保証するために、アプライアンスの本格稼働開始後もNetflix側で健全性のモニタリングとメンテナンスを継続します。
サンプルアーキテクチャ
次の例では、耐障害性やお客様の最大限の価値を得るために、Open Connectの導入が、どのように構築できるかを説明しています。
基本アーキテクチャ
下図では、無償相互接続 (SFI) ピアリングを併用してパートナーネットワークに組み込まれたOCAの例を示しています。これにより耐障害性の強化、夜間のコンテンツ投入や更新が可能になります。
相互接続ポイント下図では、無償相互接続 (SFI) ピアリングを併用してパートナーネットワークに組み込まれたOCAの例を示しています。これにより耐障害性の強化、夜間のコンテンツ投入や更新が可能になります。
相互接続ポイント基本アーキテクチャ
下図では、無償相互接続 (SFI) ピアリングを併用してパートナーネットワークに組み込まれたOCAの例を示しています。これにより耐障害性の強化、夜間のコンテンツ投入や更新が可能になります。
相互接続ポイント下図では、無償相互接続 (SFI) ピアリングを併用してパートナーネットワークに組み込まれたOCAの例を示しています。これにより耐障害性の強化、夜間のコンテンツ投入や更新が可能になります。
相互接続ポイント下図では、無償相互接続 (SFI) ピアリングを併用してパートナーネットワークに組み込まれたOCAの例を示しています。これにより耐障害性の強化、夜間のコンテンツ投入や更新が可能になります。
相互接続ポイント